自然との共生 ―人として生きる意味―
2019年7月、3泊4日でEarthmanship School全体を学ぶ学校(夏)に参加してきました。
FB経由で招待状が届き、「森・土・種から見る全体性」というテーマを見た時に参加を即決しました。
クラニオセイクラルのワークもクライアントの全体性に触れることをテーマとしていることから、学びが深まると思ったのです。
期待通りというか、期待以上でした。
その中から、学んだことをいくつか紹介していきたいと思います。
「自然との共生」
自然と共生したいと願っている方は多いと思います。
しかし、一方で日常生活の中では電気、ガス、ガソリンを使い、一方的に資源を使っているだけではないのか、という疑問もあります。
共生とはどういうことなのか。
Earthmanshipは、一つの解を見せてくれました。
参加者全員で流れの止まっている川に入り、枝を払い、川底のアクを取っていきます。
枝を掃うのは、空間を開けることによって空気のとおりが良くなり、空気の流れが水の流れを呼び込むのだそうです。
アクは、主に枝や葉っぱなどが流れの狭いところに沈殿して粘着性の塊になったものです。
18人で作業すること2時間、川下から風が吹きあがってきます。
川に水の流れが戻ってきました。
自然の循環が良くなったのです。
Earthmanshipでは、この参加者のことを「ケア・テイカー」と呼んでいます。
人にも自然をケアすることができること、これこそが人が生きる意味でもあることを学びました。
自然に対して何ができるのか、という姿勢を持つことが自然との共生につながるのです。
自分とは「自然の分身」という言葉も語られました。
ならば、自然の分身をケアすることも、自然との共生といえるでしょう。
自分をケアし、クライアントもケアする、クラニオセイクラルの持つ意味を深めることができた経験でした。
(つづく)