人とのかかわりあいの中で、ちょっとここは我慢しておこうとか、今は辛抱するときだとか、そんな場面に出会ってしまうことがあります。
でも、それは長く続けることはむつかしい関係でもあります。
無理に関係を続けていると、感情が爆発してしまったり、体調を崩してしまったりします。
僕も何度か苦い思いをしました。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションでは、クライアントとプラクティショナーが互いに心地よい感じを見つけようとします。
例えば、最初にクライアントに横になってもらった時に、テーブルの周りをまわってみて
互いがどの位置にいると心地よく感じるか探します。
頭の方だったり、足元だったり、近づいた方が良いこともあれば、少し離れたほうが楽に感じることもあります。
手を触れる位置も深くしたり浅くしたり、互いの心地よい感覚を追っていきます。
感覚がぴったり一致するときもあれば、なかなか一致しないときもあります。
ここで大事にしているのは、心地よい場所を一緒に探すことです。
心地よい場所が見つかれば、そのあとのセッションがスムーズにいきます。
セッションでも日常生活でも、相手を尊重しつつ、自分も心地よく感じるところを見つけたいですね。