先日、大事にしていたマグカップの取っ手の部分を不注意でぶつけてしまい、割れてしまいました。
このカップはクリスマスローズをイメージして初めて自分で作ったものです。
取っ手の上の方を親指で支えやすいようにくぼみをつけながら下の方を支えやすいように平らにして使いやすく、全体にはちょっと不格好ながらとても気に入っていたものでした。
割れてしまった時は残念な気持ちになったのですが、ネットで調べてみると金継ぎのワークショップが見つかりました。
都立大にあるMakers'Base東京というところが主催されています。
金継ぎというと職人さんの世界で縁遠いところと思っていましたが、2時間半で体験できるということで参加してみました。
行ってみるとビル全体が体験工房のようになっていて、いろいろな道具がそろっています。オリジナルの服やバッグ、ピアスなどを作るワークショップも同時に開かれていました。
参加者は4人で、皆さん5,6個のかけたお皿や鉢、カップなどを持ち込まれています。
本来は漆で接着するのですが、乾くまでに時間がかかるということで陶器用の接着剤を使いました。
接着剤が乾くと、はみ出た接着材を丁寧にナイフで削ります。
この集中する時間がとても好きです。
装飾用の金は、本物の金ではなく真鍮か銀を選びます。多くつけすぎないのがコツかもしれません。
以前とは感じが変わりましたが、大事に使っていきたいと思います。
金継ぎではなく銀継ぎになってしまったのはご愛嬌ということで。